Bybit(バイビット)という仮装通貨取引所をご存知でしょうか?仮想通貨のFX取引に特化した新進気鋭の取引所です。最大100倍のハイレバレッジを利用できることもあり、開業後急速に取引量が増してきています。
仮想通貨のFX取引では、日本人にも高い人気を誇っていた大手取引所BitMEXが、2020年5月から日本人の利用が不可になるとアナウンスされています。それに伴って、BitMEXと同じくハイレバレッジのFX取引に特化したBybitが、その後継として注目が集まっています。
この記事では、そんなBybitのレバレッジ取引に焦点を当てて解説していきます。
- Bybitでは「クロスマージン」と「分離マージン」の2種類を設定可能!
- 日本語に完全対応しているから、何かあったときでも安心!サポートも日本対応!初心者でも操作しやすいデザインだからとても見易い。
- Bybitのアプリで取引可能!スムーズに外出先からでもチェックできるから高い人気を誇る!
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Bybit(バイビット)基本情報
Bybit | |
設立 | BVI |
所在国 | シンガポール |
送金手数料 | 無料 |
取引手数料 | 0.075% |
追証制度 | なし |
Bybit(バイビット)は、2018年に設立された新興の仮想通貨取引所です。イギリス領バージン諸島に登録され、シンガポールに拠点を構えています。
Bybitでは現物取引の扱いはなく、FX取引のみを手掛けています。
取引手数料については、テイカー手数料は0.075%と標準並ですが、メイカー手数料は-0.025%のため、指値注文をするとBybitから手数料をもらえます。この手数料体系は先述のBitMEXと同様です。
なお、Bybitでは取引通貨ペアによる手数料の差はありません。
バイビットのレバレッジ倍率
Bybitのレバレッジ倍率は、最大100倍となっています。
具体的には、BTC/USDの通貨ペアについては最大100倍、それ以外の通貨ペアについては最大50倍のレバレッジを利用することができます。
ちなみに、BitMEXのレバレッジ倍率も最大100倍ですので、この点でも両取引所は類似しています。
最大レバレッジ100倍は、ハイレバレッジを謳った海外取引所の中でも最大級の倍率です。また、国内取引所のレバレッジ倍率は1桁台で、Bybitとは桁が1つどころか2つも違います。
このようなハイレバレッジを駆使して取引できることは、Bybitの大きな魅力の一つとなっています。
バイビットのクロスマージン
Bybitでは2種類のマージン(証拠金)モードが提供されており、その中の一つがクロスマージンです。
クロスマージンとは、強制決済を回避するため、口座残高の全てを保有ポジションの証拠金として使用する方法のことをいいます。
不意に大きな値動きが生じた場合にも、差入れ証拠金の不足で強制決済されることを避けることができますので、利益の最大化を図りやすくなるのがメリットです。
ただし、口座残高の許す限り証拠金を差し入れてポジションを維持するので、損切できないと損失が大きくなるリスクもあるのがデメリットです。
なお、口座残高で必要証拠金を維持しきれないところまで損失が膨らむと、結局そのポジションはロスカットされることになります。
バイビットの分離マージン
分離マージンは、Bybitの2種類のマージンモードの残りの一つです。
分離マージンとは、口座残高の一部を保有ポジションの証拠金として使用する方法のことをいいます。クロスマージンと異なり、口座残高と保有ポジションの証拠金とは分離されます。
分離マージンでは、強制決済によって失われる損失額が保有ポジションに設定した証拠金に限定されるため、損失リスクを限定できるのがメリットです。
もっとも、もう少し証拠金を差入れていれば強制決済を避けられたという場合でも、設定した証拠金に達するとロスカットされますので、利益の獲得機会が失われる可能性が大きくなるのがデメリットといえます。
Bybit(バイビット)のレバレッジ設定方法
ここまでで、Bybitのレバレッジ取引の概要をお伝えしてきました。
ですが、これだけではどのようにレバレッジを設定するかまでは分からないです。レバレッジは自身の利益・損失に直結する重要な項目ですから、設定を誤っては大変です。ましてや、勝手のよく分からない海外取引所であれば、なおさら不安になりますよね?
そこで、ここからはBybitでのレバレッジ設定方法について解説します。
レバレッジの設定方法
レバレッジの設定方法
取引画面左上の「トレード」にカーソルを合わせ、「インバース無期限」を選択するとレバレッジ取引を利用できます。「USDT無期限」ではレバレッジ取引は利用できませんのでご注意ください。
画面右上の発注パネル上のオレンジのバーに示されている数値が現在のレバレッジ倍率です。初期設定ではレバレッジ倍率は100倍になっています。倍率の変更方法は次項で説明します。
レバレッジの倍率変更
画面右上の発注パネルにレバレッジ調整ゲージがあります。オレンジ色で大きく表示されたレバレッジ倍率のすぐ下にあるゲージ上の黒い丸を希望の倍率までスライドさせれば、その倍率に変更することができます。
また、調整ゲージのすぐ右横にあるオレンジ色の鉛筆マークを選択すると、レバレッジ倍率を直接数値入力することもできます。
調整ゲージ上にない倍率に設定したい場合は、こちらの方法を利用しましょう。
Bybit(バイビット)注文方法
レバレッジの設定が完了すれば、次は注文の方法ですよね。
注文の出し方を理解することは、レバレッジを正しく設定することに負けず劣らず大切なことです。注文を出すタイミングが適切でも、注文の出し方が誤っていては台無しになってしまいます。そのため、注文方法を間違えてしまわないか不安になりますよね。それが海外取引所であれば尚のことです。
そこでここからは、Bybitでの注文方法について解説します。
指値注文
指値注文では、レバレッジ、注文数量、注文価格を指定して、買い(ロング)または売り(ショート)の注文を出します。市場価格が指定した価格(指値)に達するとその注文が約定します。
指値注文は、例えば、市場価格がある価格に達すれば取引を行いたいものの、その価格に達するまで相場を見守っていることができないような場合に利用されます。
あらかじめ取引価格を計画した上で注文を出しますので、自ずから発注が計画的になります。
また、Bybitではメイカー手数料が-0.025%で、指値注文を出すと手数料をもらうことができます。
そのため、Bybitでは基本的には指値注文で発注するのがベターです。
成行注文
成行注文では、レバレッジ、注文数量は指定しますが、指値注文とは異なり注文価格は指定せずに、買い(ロング)または売り(ショート)の注文を出します。発注時に取引可能な市場価格でそのまま注文が約定します。
成行注文は、例えば、相場を見守っていたところ、突然想定外のチャンスや危機が訪れたような場合に利用されます。
マーケットは自分の想定通りに進むことばかりではないため、成行注文も必ず必要になってきます。
ですが、Bybitでは、先にお伝えした通り指値注文では手数料がもらえるのに対し、成行注文ではテイカー手数料0.075%を支払う必要があります。
また、指値注文と比べると発注が恣意的になりがちです。
そのため、成行注文は限定的に利用するのが望ましいです。
条件付き注文
条件付き注文では、市場価格が予め指定した価格(トリガー価格)に達すると成行注文または指値注文が自動的に発注されます。成行注文の場合を条件付き成行注文、指値注文の場合を条件付き指値注文と呼びます。
条件付き成行注文の場合、トリガー価格に達すると成行注文が発注され、その時点で取引可能な市場価格でそのまま注文が約定します。
条件付き指値注文の場合、トリガー価格に達すると指値注文が発注され、市場価格がさらに指値に達すると注文が約定します。
条件付き注文を利用することで、保有しているポジションを部分的に異なる価格で段階的に解消させたり、高度で複雑な注文が可能になります。
ですが、基本的な取引は指値・成行を利用すれば十分可能ですので、取引に慣れてきた段階で手を付けても問題はありません。
Bybit(バイビット)でレバレッジ取引をするメリット
ここまでの解説で、Bybitでレバレッジの設定方法や注文方法を説明しました。これでBybitでレバレッジ取引を開始する下準備はできたといえるでしょう。
とはいえ、レバレッジ取引の方法を理解したところで、Bybitで取引するメリットが分からなければ、わざわざ海外の取引所に大切な資金を預けてまで取引はしたくないですよね。
そこで、Bybitでレバレッジ取引をするメリットをご案内します。
大きい利益が期待できる
Bybitでは最大100倍ものレバレッジをかけて取引できます。
これを利用すれば、手元資金の100倍までの金額の取引が可能になります。スプレッド抜きで考えれば、1万円の元手があれば、100万円の資金でレバレッジをかけず取引する人と同レベルの収益を獲得しうるということです。
もちろん、このことは同時に大きな損失を被りうることも意味しますので、常にフルレバレッジで取引することはおすすめできません。
ですが、ここぞという場面でハイレバレッジを効かせられれば、手元資金が少なくとも効率よく資産を増やすことができるのです。
これはBybitでレバレッジ取引をする大きなメリットといえるでしょう。
ハイレバレッジが体験できる
日本国内の取引所では、日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)による自主規制で、レバレッジ倍率は最大4倍に制限されています。まさに、Bybitのハイレバレッジは「桁違い」といえます。
レバレッジ4倍の取引と100倍の取引とでは、スリルが全く違います。スリルを求めるのも考えものですし、僅かな値動きに一喜一憂させられますが、狙いすましたタイミングで注文し、ほんの少しの値動きでサクッと大きな利益を上げる快感は、経験したことがなければ分からない感覚でしょう。
そうした取引こそ熟練が必要ではあるのですが、このような体験ができるのもBybitでレバレッジ取引をする大きなメリットといえるでしょう。
Bybit(バイビット)でレバレッジ取引をするデメリット
Bybitでは最大100倍ものハイレバレッジを駆使して大きな利益をあげうることをお伝えしました。
ですが、もちろんレバレッジ取引は良いことばかりではなく、大きなリスクを伴ういわば諸刃の剣です。
ハイレバレッジを上手く利用できれば大きな利益を獲得しうるからこそ、そのデメリットも正しく理解してレバレッジ取引を活用したいですよね。
そこで、Bybitでレバレッジ取引をするデメリットを解説します。
資金管理に注意が必要
ハイレバレッジで取引している場合、次項でもお伝えしますが、ほんの僅かな値動きでも大きな損益が発生します。そのため、資金管理のルールを厳格に実施する必要があります。
ルールは、その人が抱えられるリスクの度合いなどによって様々です。例えば、「1取引の損失が口座残高の何%に達すれば損切りする」ですとか、「1日の損失が口座残高の何%に至ればその日はそれ以上取引をしない」などといった具合です。
特にハイレバレッジの場合、想定外に大きな損失を被るケースも少なくありませんので、すぐにその損失を取り返そうと躍起になって無理な取引を重ね、余計に損失が膨らむ失敗が多いです。
このような事態の発生を防止するためにも、厳格なルールの下、資金管理に注意する必要があるのです。
レバレッジ倍率をあげると損失が大きくなる可能性もある
低レバレッジで取引している場合、多少の値動きでは損益は微々たるものですから、数時間・数日・数週間の範囲である程度大きな値幅を狙っていきます。
その場合、大きな損益に達するまでの間に、ある程度時間的余裕があるため、マーケットが思惑と異なる方向に進んでも、ある程度余裕をもって損切りできます。
これに対してハイレバレッジで取引している場合、僅かな値動きでも損益が大きくなります。低レバレッジであれば単なるさざ波にすぎない値動きでも、ハイレバレッジであればまさに荒波のように膨大な損益をもたらします。
マーケットでは、小さな値幅であれば突発的な値動きは頻発しています。ハイレバレッジではその度に大きな損失の可能性に曝されますので、損失が大きくなる可能性があるのです。
Bybit(バイビット)のレバレッジまとめ
Bybitのレバレッジ取引について、その概要やメリット・デメリットについて解説しました。
この記事の中で重ねてお伝えしましたが、ハイレバレッジは、僅かな値動きでも大きな損益をもたらします。自分を律することができず、相場の波に翻弄されれば、間違いなく口座残高を短期間で失うことになります。
ですが、少数ながら、ハイレバレッジを駆使して大きな資産を築き上げた人がいるのは事実です。
自分で決めたルールを厳しく守りながら、Bybitのハイレバレッジで大きな利益をあげていきましょう!

